コミュニケーションが不可欠な現代

コミュニケーション力、「コミュ力」とも略されるそれは、現代社会を生き抜くうえで必要不可欠なものとなっている。企業が就職志願者に求めるアビリティでも、それが最も重要視されている。グローバル化が進むにつれ、「与えられたもののみを黙々とする」といった専一的な仕事は既に古いものとなり、他人との協力的な体勢で単一では得られない利益効果の望もうとするのが現代の社会である。そのような体制の中で、最も重要となるのがコミュニケーション力なのである。一見、誰もが持ち得ていそうなこの能力。ただ実際はそうではない。「コミュ障」という言葉を聞いたことがあるだろうか。これは「コミュニケーション障害」の略語である。「障害」と大層な名称だが、これは決して病気というわけではない。ほんの少し他人とのコミュニケーションをとることが不得手な人々を指す言葉だ。例えば、他人との話があまり弾まなかったり、他人と何かを協力してすることが苦手だったりする者を指す。このような人々にとって、現代のコミュニケーション力至上主義はとても苦しいものとなる。だからと言って、コミュ障の方々も被害者然としてコミュニケーションを必要としない仕事や付き合いに甘んじることは、ある種傲慢である。誰もが現代で生きている。コミュニケーションの為に必要な力は資格では取得できない。得る、得ないとかそういうものではなく、「あるのが当然」という認識のもと生活していくほかない。コミュ障の人には辛いことなのかもしれないが、そういう時代と割り切って生きていくしかないのだ。もう一度言うがコミュ障は病気ではない。少しずつ改善されていくと信じ、人と付き合っていくことが大切だ。